2007年08月20日

こんなとこに

 毎度お世話になっております。まだまだ残暑の厳しいかと思われる日本へ向けて発信しております、メキシコ・バカ一代であります。明日から、子ども達は長い夏休みが終わり、新学期が始まるとのこと。しかしメキシコ、2か月もある休みにも関わらず、子ども達には全く宿題が出されへんのよね。子どもから見たらええこっちゃけど、やっぱりそれってどうなんかな〜って思ってみたり。何もなく、逆に退屈気味の子ども達もちらほら見たここ最近です。


 え〜いつものことやねんけど、ちょっと暇さえあればうろうろしているメキバカ編集部なんですが、またちょっと変な(失礼ですが。。。)とこを発見しました。


 以前からその場所はよく通る場所やって、入り口にあった張り紙も何回も見ててんけど、なかなか入る気にならへんかったとこなんよね。


 その入り口の張り紙には「レコード・セール」って書いてて、その文字の周りにさらに、ロック、テクノ、ヒップホップ、ハウス、サルサなどなど音楽ジャンルをマジックで書いた手作りな紙。で、入り口って書いてんけど、別に店とかちゃうかって、Vecindad(ベシンダー)、メキシコで言う集合住宅の入るとこの門のこと。


 ま〜最初、このポスターを見てちょっと気になってんけど、よくあるガレージセール的なもんやろうし、レコードって書いてても、たぶん海賊版CDを売ってるんやろうって思っててんよね。しかも、だいたいどこの部屋でやってるかわからんし、入りにくいし。


 そんなこんなで、張り紙を見てからも何回かその門の前を通ったけど、入らずじまい。でも、ちょっと時間が余ったある日に、やっぱし気になって、勇気を振り絞って(大げさやけど)門をくぐって入ってみたんよね。


 中に入ってみると、ほんまに典型的な下町の長屋。部屋の前を通るとカーテンなんかなかったり、あってもたいして閉めてへん感じで、室内丸見えといったところ。そんで、前の大通りの車の騒音が消えてきた長屋の真ん中らへんに目的のセールが。。。


 すごいやん、外から見たら生活品が積んでるんかと思ってた、それが実は全部中古レコードやったんよね。そうなんよ、張り紙の通りほんまにレコードのセールやたんよ。ちょっと予想外。


 このレコードの棚の向かい、お世辞にもと言うか、はっきり言ってカビ臭いし、汚い通路を挟んであるお宅がどうやらレコードの持ち主の家みたいで、ちょっと話を聞いてみたんよね。


 幸いにもというか、例に漏れず、この部屋もドアと窓が空きっぱなしで、中が丸見えやったんで、すぐにおじさんとおばさんと目が合って、出て来てくれたんよね。


 聞けばこのおじさん、以前はセントロの方でレコード店を持ってたらしいんやけど、数年前に店を閉めてて、余ったレコードを家に在庫しててんてさ。で、家に置いててもしゃーないから、最近になってここ(共同経営してたおばさんの家)に持って来て、ガレージセールならぬ、廊下セールを始めたとか。


 レコードは棚に一応ジャンル分けして置いてて、張り紙通り、70、80年代ディスコやロック、ブラック、いつの時代のもんかわからへんラテンチューン、はたまた古めのハウス、テクノ、メキシコではまだまだ根強い人気のハイエナジーなんかあったり。ほんまにバラエティーに富んだ品揃え。


 おじさん曰く、たま〜にネットとかで通販もしてて、日本にも何枚かレコードを送ったことがあるんやとか。これが限定版やとか、73年のナンバーワンやとか、久しぶりに来た客(?)のためにおじさんの話は止まらへん。


 編集部も気になったレコードを20枚程チョイスして、棚の横にある壊れかけたターンテーブルに乗せて、試聴。近所迷惑やろうって思うくらい、長屋に響き渡る大音量で三山あれやこれやと聞いてみたり。


 しっかし、いっつも思うんやけど、メキシコの中古レコードは質が悪い。元はもちろんきれいやってんやろうけど、なんせ保存がめちゃくちゃ。箱もぼろぼろなんが多いし、レコードも傷だらけ。セントロとかで中古のレコードが2、30ペソ(約2、300円)から売ってるのはええねんけど、やっぱし汚いんよね。


 この店でも、何枚か気にいったレコードがあって、ちょっとホコリっぽいからきれいにしてって言ったら、濡れた雑巾みたいなんで拭き始めたり。。。ほんまにあんたレコード店を経営してたんか?って突っ込んでみたり。


 でも、とにかくま〜試聴して、きれいめなやつを7、8枚ピックアップしてなんぼかって聞くと、好きに値段付けてええよっていうありがたくも商魂を全く感じさせへんご解答。ってことで調子に乗って一枚15ペソくらいで値段を付けさせてもらいました。安い。


 いや〜ま〜ほんまに変わった場所に、変わったもんがあったんよね。長屋の一室にレコードセール。話じゃ、まだまだ在庫(数千枚単位)があるんで、順次入荷予定とか。持ってきてくれるんはありがたいけど、ここに置いてたら、雨風に当たってさらにレコード痛みそう。かなりもったいないような。。。
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2007年05月31日

シャキーラ、シャキーラ(2)

 毎度お世話になっております。ええ感じで涼し気なここメキシコシティーの夜からお送りしておりますメキシコ・バカ一代です。いやはや、買ってへんのでこんな話をしてもしょーないんですが、先ほどメキシコのとある宝くじで繰り越し金が溜まって445万ペソ(50億円弱??)が当たるって抽選をやってたんよね。

 一人だけが当選したら総取りってやつやねんけど、ほんまにすごいね。くじ売り場に結構な人やったもん。みんなとは言いませんが、宵越しの金は持たないメキシコ人、50億とか当たっても、貯金もせずにパ〜ッと使ってもらいたいもんです。。。


 え〜お題の通り、コロンビアというか、今やラテンアメリカ最大のアイドル歌手、シャキーラのお話。以前も書いたんやけど、またシャキーラがメキシコに来てて、ライブしてんよね。しかも、メキシコシティーの中心、ソカロで。しかもしかも、無料で。


 この前の日曜日に行われたこのライブ、俺の知る限り、ライブの3日くらい前に世の中に告知されたんちゃうかって程、急に決まったイベント。去る15日にはこの前のVIVE LATINOも行われたForo Solで有料でコンサートやったにも関わらず、またまたメキシコにいらっしゃったシャキーラ嬢。


 噂ではメキシコの海賊版のCDの売り上げナンバー1のシャキーラだけに、集まった人、20万人余り(どうやって数えてたんかは知らへんけど)。これはおととし、当メキバカで総力取材でお伝えしたカフェタクーバのソカロ無料ライブ(17万人)を抜いて、メキシコ最高記録のライブになったらしいんよね。

 
 他にも以前に、ソカロではチャヤーン(プエルトリコ)やらアレハンドロ・フェルナンデス、サンタナとかが10万人以上動員する無料ライブをやってきててんけど、やっぱしシャキーラの人気はそれ以上のもんやったってことです。


 で、で、無料という言葉に敏感&非常に弱い、メキバカ編集部も日曜日の夜ってことで若干腰が重かったんですが、ダラダラと見物に行ってきたんよね。。。

 
 ま〜ほんまにダラダラ行ったんで、コンサートの開始時間より30分以上遅れてて、完全に遅刻やな〜って思っててんけど、さすがここはメキシコ。ソカロ付近に到着したと同時にイベントが始まった感じで、ラッキー。やっぱし編集部、さすがにメキシコ時間が体に馴染んできた様であります。


 ライブの中身と言いますと、はっきり言って、去年の10月に行ったライブと全く一緒の演出やってんよね。下手したら曲順も一緒ちゃうかなって思うくらい、同じ踊り、同じ衣装やったような。


 でも、何がちゃうかったって言ったら音なんよね。音響。Foro Solとええ、前シャキーラがコンサートしたPalacio del deportesとええ、最近は海外の大物アーティストがライブに来るとこやのに、音が今一つというか、ぜんぜんよくないんよね。

 で、このソカロ(憲法広場)、四方を国立宮殿とか大聖堂、ホテルなんかで囲まれてるもんで、音がええ具合に響くんよね。音響のことは詳しくはわかりませんが、素人耳にしてもパラシオなんかよりははるかにええです。


 肝心のシャキーラやねんけど、遅く着いたってこともあって、もちろんステージよりもず〜〜っと遠く、ソカロから半ブロックくらいのとこから見てたんで、米粒くらいにしか見えへんかって、ほとんど大型スクリーンでの鑑賞。


 ま〜スクリーン通してだけやって、ショーの内容も全く同じやってんけど、全曲みんなが知ってるヒット曲だらけで、無料ながら2時間近く歌い続けた太っ腹なシャキーラのおかげでなかなか楽しめたかな。


 ライブの締めは予想通り、Hips don`t lie(邦題の『オシリは嘘つかない』のネーミングセンスを疑ってしまいますが。。。)やって、大満足で再び、ダラダラと歩きで帰ってってんけど、帰り道には無数のシャキーラのグッズの露天が。


 勝手にShakira(シャキーラ)とかプリントしたTシャツやらマグカップ、ポスター、海賊版のCDなんかがやたら溢れてて。ま〜コンサートではいっつも見る光景なんやけど、せっかく無料でコンサートしてくれてたのに、その恩を忘れて、店にみんな群がってコピー商品を買ってるんよね〜。。。

 いやはや、シャキーラ様、ほんまにお疲れさまでした。ほんまにええ人ですよ。


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2007年05月17日

メキシコ最大の野外フェス 〜07

 毎度お世話になっております。最近、若干エンゲル係数が高めの日々を過ごしておりますメキバカ編集部です。しっかし、夜がちょっと蒸し暑いんよね〜。ま〜窓開けて寝てたらええねんけど、今度は蚊が入ってくる。ということで、蚊取り線香なんかを焚いて寝る
夜が続いてます。。。

 え〜この前の週末やねんけど、、、今年も行って参りました。今年も「VIVE LATINO(ビベ・ラティーノ)」。そう、去年もこれをネタにさしてもらってんけど、年に一度この時期に行われるメキシコ最大の野外音楽フェス。


 去る5月5日、6日に2日間に渡って、今年も超豪華、10か国(だいたいはメキシコ並びにラテンアメリカからやねんけど、イギリスとかスペインなど)、約70組のアーティストを招いて開催されました。


 去年は2日間で12万5000人を動員したらしいねんけど、今年はなんか去年より遥かに人が多かった様な感じやってんよね。もちろん、今年もメキシコシティー東にある野球場、Foro Solを会場に大小3つのステージを設置して、大盛り上がり。


 大モノではCafe Tacvba、El Tri、Zoe、Fobiaを始め、KINKY、ベネズエラの超人気ファンクグループLos Amigos Invisibles、イギリスからはレゲーマンSteel Pulse、あと、去年なんやかんや賞を総取りしていったプエルトリコのCalle 13などなど。他にもメキシコの若者から支持され、愛されロックやパンク、エレクトロとおかまい無しのラインナップ。


 ただちょっと不満やったんが、これだけすごいメンバーを集めたのになんかプログラムの振り分けが今一つ。人気グループが日曜日に固まった感じで、時間がかぶったりで見たいアーティストをいくつか見逃してしまったのが心残り。。。


 ま〜土曜日に関して言えば、知らへんグループがよーさん来てたんで、ちょこちょこ味見といった具合に新しい好きなアーティストを開拓することができてよかってんけどね〜。


 でも、今年はほんまにメキシコのライブって感じやったVIVE LATINO。どのステージもめちゃくちゃな人やっておもろかってんけど、いったんゴミの投げ合いが始まったら、収拾つかんくらいエキサイト。


 メキシコのストーンズ??(ちょっとちゃうか。)超大御所El Triのライブではステージ場で煽ったんもあるんやけど、ゴミの雨あられ。ほんまに上から嵐のごとく紙コップやら紙屑が飛んできてんよね。ま〜ビンとかペットボトルは持ち込み禁止で紙コップやからたいして痛くないんやけど、中にビールが入ってようがおかまい無しなんがここメキシコシティー流。


 あんなに人が密集してるっていうのに、何十回とゴミが頭に命中するんやから物凄い確率。。。靴なんかも飛んできたし、野菜サラダセットが頭に当たったり。ほんまによーケンカにならんで、しかし。ほんまにみんな当たったもんは前やら後ろに再び投げるという、自転車のサドルを盗まれたら、他の自転車から拝借すると言う連鎖に似た感じで。。。


 とにかく、空がゴミで覆い尽くされるんちゃかってくらいに降ってきたんやけど、それではもの足りず、KINKYのライブ中にはアホな子らが人密集してるってゆーのにじゅうたん(Foro Solは野球場で人工芝のグラウンドの上に傷まん様に黒いじゅうたんをかぶせてる)に火付けて、黒煙が出るまで燃やしてたり(写真をクリック)。


 さすがに火が激しくなって警備員が山ほどやって来て消火してんけど、そのあとは消火用のホースも奪われ、大量のシャワーとなって群集の恵みの雨になったり。ほんまに来年はこの会場使わしてもらえへんでって感じに好き放題。


 また、巡回とかで警察とか警備員が入ってきたものなら、ほんまに物凄いブーイング。ゴミ投げられたりすんのは当たり前で、帽子を奪われるかわいそうな警官まで。ほんまにご苦労さまです。いやはや、群集の力というか心理はほんまに時には度が過ぎるね。


 ま〜火事だけは困ったもんやけど、グラウンドとスタンド対抗のゴミの投げ合い&罵声の掛け合いとか、メキシコ名物の人間トランポリン(大きな布を14、5人で持ってトランポリンの要領で人を宙に飛ばす。女の子やったら5m近く宙に浮くことも)でのダイブなんかはほんまにメキシコっぽくて大好き。


 ほんまに前で熱狂的に飛び跳ねるもよし、ゴミを無差別に投げまくるもよし、フェス名物のタコスを肴にビールを飲んでゆったりとスタンドから観戦もよし、ほんまに自由なスタイルで楽しめるんがこのVIVE LATINOのよさ。グッズにビールとほんまに編集部も散財してんけど、あの12、3万人の胃袋と肝臓を満たす量を販売した売店もめちゃくちゃすごいね〜 商魂逞しいです。


 で、で、今年のみんなの一番の目玉はやっぱしCafe Tavba(カフェ・タクーバ)。カフェタクーバは全グループの中で一番長い一時間半のライブやって、他のアーティストは絶対やらんかったアンコールもしっかりやらせてもらった人気ぶり。大雨が降ったにも関わらず、ぎっしり野球場のグラウンドもスタンドも埋めた観客に熱唱させ、踊らせたんは相も変わらずほんまにすごいね。でも、でも、このグループ大トリではなかってんよね。


 そうなんです、この2日間に渡る最大のフェスを締めくくった大トリは先ほども紹介したベネズエラの超人気グループ、Los Amigos Invisiblesやってんよね。何を隠そう、編集部、彼らを一度も見た事なかって、今回一番見たかったバンドやってんよね。


 でも、ちょっとおもしろかったんが、カフェタクーバが終わった後に満を持して出てきた彼らのライブ。しかし、カフェタクーバのライブが終わったのがもう10時半を過ぎた頃。あんだけ見える限り人、人、とすし詰め状態やった会場がど〜〜〜っと人が抜けて行ってんよね。まるでイベントが完全に終了したかのごとく。


 で、残ったんが見た目で1、2万人くらいと、祭りの後を示す大量のゴミ&じゅうたんが至る所ではがされ、人工芝の緑をむき出しにした荒れたスタジアムのみ。Foro Solって野球場はこんなに広かったんかって初めて気付いた瞬間やってんよね。


 でも、あの光景は1969年のウッドストックで時間が押しに押して月曜の朝に出てきたジミヘンのライブの映像にどことなく似てる感じで。。。これから、残った人だけが楽しめる秘密のライブ。


 グラウンドに入れへんかった人たちが続々とスタンドから流れ込み、まだVIVE LATINOは終わってへんでとばかり勢いよくLos Amigos のライブがスタート。出だしからLos Amigos 節炸裂のファンキーミュージックに、もう全員がダンス。


 瞬く間に、友達、知らん人と関係無しに肩を持って長い長い人間列車が残った群集の間をかき分けて行くんよね。ほんまに人類みな兄弟といった愛と平和に満ちたノンストップのステージとグラウンド。まさに踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らなそんそん。


 こんな時間が一生続けばって思うくらいの、笑顔だらけの一体感。ほんまに帰っちゃった人はもったいないって勝手な優越感に浸りながら、音楽が鳴り止むまで笑って、踊ったステージやってんよね。最後の登場にして今回のベストアクトでしたLos Amigos Invisibles。


 いや〜ちょっと長々と書いてしまいましたが、ほんまに今年も楽しかった。めちゃくちゃやで〜って突っ込みどころも満載やったし、ええ音楽聞けたし、ビールもうまかったしで。来年ももっとたくさんのアーティストが来て、もっともっとたくさんのオーディエンスが来たらええな〜って思いながら、ダラダラと長い列で歩きながら帰ったのであります。

 でも、こんだけスタジアムを荒らして、来年も貸してくれるんかが心配ですが。。。


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2006年05月24日

メキシコ最大の野外音楽フェス

 毎度お世話になっております。ポカポカ陽気のここメキシコシティーから発信しておりますメキバカです。いよいよワールドカップも間近に迫り、子ども達の間では出場選手のシールを集めるのが流行ってたり。このシール、なかなか欲しい選手が出て来んみたいで、全部で500枚以上あるのを全て揃えるんはほんまに至難の業とか。。。


 え〜先週末の話やねんけど、メキシコ最大の野外音楽フェスティバル、「VIVE LATINO 06」へ行ってきてんよね。ここメキシコシティーではもちろん、野外コンサートや野外レイブってのはしょっちゅう開かれてるんやけど、こんなにジャンルを超えたアーティスト達が一同に集まるイベントはないんとちゃうかな〜


 このイベント、2日間で述べ10万人が集まり、60組以上のアーティストが大小3つのステージで演奏する大規模都市型フェスやってんよね。ロックからスカ、パンク、レゲー、エレクトロと野外がぴったりのメキシコのアーティストはもちろん、LAやらチリ、アルゼンチンなんかからも大物アーティストなんかが来て、ほんまにおもしろかってんよね。


 しかも、開催された場所がForo Sol(メキシコシティーの東にある野球場)で、広々してたから、前の方でギュウギュウになりながら踊り狂うもよし、太陽の下でのんびりピクニック気分で地べたに座ってくつろぐもよし、ほんまにみんなが思うままに好きなスタイルで楽しむことができてんよね。


 もちろん、音楽フェスってことで、各種アーティストグッズの店やら屋台(タコスなど)、チョッポの露天、サーカスとかスケボーショーなんかがあって、音楽以外でも飽きさせへん感じやったね。ほんまにブラブラしてるだけで楽しめたね。


 そしていざ、人気のアーティストが登場するとドッと人々が前に押し寄せ、ゴミが宙を飛び交い、至る所で男女問わずメキシコ名物即席トランポリン(大きな布を20人くらいで広げて人を飛ばすんよ)で所構わずダイブ。ほんまに野球場全体からものすごいエネルギーが出てたわ。


 途中、雨期に入ったメキシコシティーらしく、雷を伴ったものすごい豪雨があってんけど、詰めかけたロックキッズ達には天からの気持ち良い贈り物みたいな感じで、さらにヒートアップ。スタジアムの上から会場を見渡せば、人々の上げたコブシや熱気が波の様になり、地響きも感じたもんね。


 あと、出演したアーティスト達が最近起こったアテンコでの警察と住民の対立やアメリカ合衆国での移民問題をMCで語ったりしてたんが印象深かったかな。中でも、フリエッタ・ベネガス(このイベントではちょっと意外なアーティストやったけど)がアメリカ合衆国にいるラティーノスを応援するってことで、Tigures del Norteの移民をテーマにしたカバー曲を歌ったのが、盛り上がったし、感慨深かな。


 ま〜1日目と2日目のラインナップにだいぶ差があった様な気もするけど、とにかく盛り上がった2日間やったね。この興奮をうまいこと伝えられるかはわからへんけど、すこし写真(クリック!!)を貼っときますんで、メキシコの野外ライブを少し覗いて見てください。
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2006年03月08日

極寒の野外レイブ

 毎度!毎度!!。いつもお世話になっております。先日、とある老舗の自転車屋さんでカスタム自転車を発見。聞けばその店は70年代の自転車を改造して販売してるらしく、俺も3台ほど試乗してみました。でも、どれも足ブレーキタイプ(ペダルを後ろに回してブレーキをかけるやつ)で不馴れやから、ここメキシコシティーで乗るのはちょっときついかな〜? ただいま検討中。。。


 え〜もう今から2週間程前のネタになってしまうねんけど、野外レイブに行って参りました。場所はメキシコシティーから車で1時間程離れたとある山。正直俺が運転したわけでもなく、夜の暗い暗い道をひたすら走っただけやからどこか正確にはわからんのよね。ま〜メキシコシティーのお隣のメキシコ州は確かですが。。。


 で、車で1時間って書いてんけど、実はそこからレイブ会場までは歩きでさらに1時間。真っ暗な山道を月明かりだけで歩くのは少々ハードやったね。道中、わずかに音楽が聞こえたり、サーチライトが見えたりで、向こうの方でもう始まってるんやな〜ってのがわかった程度で、いつ到着するかわからん山道をひたすらダラダラと巡礼のごとく歩き続けたわけです。でも、道はものすごい人やったな〜 


 ゾロゾロ〜って感じで数カ所のゲートをくぐり、なんとかレイブ会場に到着。時間はもう12時回ってたね。ま〜ちょうどええ時間といえばええ時間やねんけど、だだっ広い会場にはすでにテントがびっしり張られ、みんな気合い入ってんな〜って、圧倒されてしまった。


 そうそう、遅れましたが、今回のレイブのメインはご存じ、イスラエルのサイケトランスの王様(?!)Infected Mushroomです。ほかにも、イスラエルのDJやセルビア・モンテネグロから遥々来たDJなども参加。


 で、この前も書いたかもしれんけど、メキシコではサイケトランスがかなりメジャーなんよね。特に若い子らは熱狂的。サイケ系CDとかなんかいっぱい売ってるし。ま〜俺的にはトランスは好き(ほんまはオヤジハウスが大好き)やけど、サイケ系はちょっと苦手やってんよね。気持ち重いねん。。。


 ま〜12時過ぎに着いたんはええねんけど、我々一行はテントも荷物になるし、盗難に合うのもいややから持って来ーへんかってんよね。やから、できるだけ前の方に行って、踊ったり、地べたに座って休憩したりと。それはそれでよかってんけど、なんしか寒かった。。。


 ほんまに極寒。一応山に行くし、寒いって聞いてたから、アウトドアージャケット&ニット帽なんかで5枚の防寒で臨んでんけど、ぜんぜんあかんかったね。あれは日本の真冬の寒さやよ。ほんまに凍り付く感じ。至る所で拾ってきた木の枝なんかでたき火をして暖を取ってたもん。


 とにかく寒い寒い。で、野外フェスには付きものの屋台スペースももちろんもあったんよね(お馴染みタコスやらホットドッグなど。。。)。俺もあまりにも寒い(さぶい)からメキシコ名物のMaruchan(カップラーメン)を買いに行ってんけど、残念ながら売り切れ。。。ちょっとショックやったな〜 なんでもっと仕入れとかへんねん!! 


 とにかく、メインのインフェクテッドが登場するのは早朝5時頃。それまではなんとかこの寒さに耐えねばって、みんな肩寄せながらがんばってた感じ。でも、途中で飲んだガンガンに炊いてた甘いコーヒーの温かさには心休まったな〜


 で、5時に近付くにつれ人が前へ前へと押し寄せてきて、そろそろやな〜っていう感が。正直言うと、前座でやってるDJがあんまりよくなかってんよね。結構周りのみんなも不満そうやったもん。中には物凄い罵声を浴びせられるDJなんかも。せっかく遥々海を渡って来たのにね〜 メキシコ人は音楽には結構シビヤやで。


 ま〜そんなこともあって、みんなインフェクテッドには並々ならぬ期待を寄せててんよね。そして時計も5時を回ったとき、満を持してインフェクテッドのご登場。会場中を包んでたみんなの真っ白な吐息があの瞬間、一気に砂ぼこりに変わったくらいのものすごい盛り上がり。


 そんなインフェクティッド、いきなり歌モノから入り、会場は大合唱。とにかくみんなこの時を待ちかねてて、サイケビートに体の全てを乗せて踊りまくり。その後は一転、レゲエネタなんかも入れたりで、サイケの枠を飛び越えたマッシュワールド。光の光線やVJの創り出す怪し気な映像が寒さで疲労した体にいい刺激になって、重いビートながら浮遊感漂う世界へ突入。


 そして、インフェクテッドのプレイも1時間程過ぎた所で背中に朝日が差し始めてきたんよね。時計はもう6時過ぎ。そこでようやくこの会場の大きさや人の多さを知ることができたんよね。この光はほんまに気持ち良く、美しいもんやったね。


 この朝日受けてをインフェクテッドのプレイもさらにヒートアップ。そのころには眠気なんかとっくに消えてしまってる自分に気付くんよね。とにかく会場全体が一心不乱に揺れ続けてた様な。


 そして、朝日も完全に顔を出した頃、インフェクテッドの2時間ちょいのプレイは終了。最後はアンコールに応え、メンバー1人1人のソロで締めくくった。その後も、他のDJ達が登場して、昼の3時くらいまでイベントは続いたみたいやねんけど、我々は9時過ぎに燃え尽きて下山。。。


 でも、帰りの方がきつかってんよね。日も昇って明るいから歩きやすかってんけど、ほんまに疲労困ぱい。ダラダラ山道に沿って無言で歩くのみ。しかも、明るい所で見たら服も顔も砂まみれ。結局、帰りも2時間以上かかって帰宅よ。でも、家帰った後の熱いシャワーはなんとも言えへん気持ち良さやったね〜 生き返ったわ。ほんまに。。。


 ま〜こんな感じの野外レイブでしたが、俺的には思った以上に楽しめたかな。でも、長いことインフェクテッドを知ってる友達としては、なんかもの足りへんイベントに終わったって言ってたけどね。でも、いつものクラブ活動とは違うメキシコ的イベントの楽しみ方やったね。メキシコでは季節を問わず結構レイブが行われてるから、また機会があったらキャンプがてら出かけてみよかな。

 追伸:ちょっと話が長くなりましたが、また写真を貼っておきます(写真をクリック!!)。夜の写真が光線とかのせいでうまいこと撮れへんかったんが残念。。。

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posted by shin at 04:20| Comment(4) | TrackBack(0) | おんがく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月06日

17万人ライブ

 いつもお世話になっております。今朝は昨日余ったカレーライスを食べました。よく、キャンプとかで野外で食べるカレーは最高やって言うけど、ここメキシコで食べるカレーも格別です。


 で、今日はほんまは昼から「メキシコ・エロティック映画祭」に行こうと思っててんけど、疲労でキャンセル。この映画祭やねんけど、メキシコ国立自治大学の提供によって超貴重な1920〜1940年代の短編ピンク映画が見れたり、各種ショー(SM,ドラッグクイーン)とかアート、オブジェなどの展示があってかなりおもしろそうやってんけどね〜 しかも、大会運営委員長はスペインのとある有名ポルノスターとかで。。。


 そんなこんなで、疲労の原因は昨日。昨晩はソカロ(400年以上前から重要な式典が行われてる広場)でCAFE TACVBA(カフェタクーバ)の無料コンサートに行ってきました。

 カフェタクーバはメキシコの4人組バンドで、ロック、スカ、レゲイ、エレクトロからはたまたメキシコの歌謡曲、民族音楽まで取り入れて一言では言い表わせんバンドです。また、他のラテンアメリカの曲のカバーとかも有名。メキシコを集約した感じの楽器やリズム、歌詞、どれを取ってもかっこええです。特にちょっと打ち込みが入った曲がさらにかっこええ。俺のメキシコで好きなバンドのベスト3かな。日本でも何枚かはCDが手に入ると思う。


 で、彼らは結成16年目のメキシコシティー出身、さらには最近出した初のライブアルバムがかなり売れてて、そして太っ腹なことに無料ライブってことで人が集まらん訳がない。8時半がライブ開始ってことで、5時過ぎにソカロに着いいてんけど、もうかなりの人集り。


 この前行った、同じくソカロで行われたメキシコ出身の世界的ギタリスト、カルロス・サンタナのライブは13万人集まったからそれを見越して行ってんけど、もう遅かった。。。

 
 なんとか人をかき分けてまん中の方へ入って行ってんけど、開始3時間前にはみんなエキサイトしてて、缶やらペットボトル(もちろん中身入ってるやつ)とかゴミとかが空中を飛び交ってて、戦争状態。当たったら、また投げ返すって感じで。始まる前にかなり濡れたしな〜 もちろん参戦させてもらったけど。


 後ろにいた女の子なんかビールの空き缶が直撃して、ビールでびしょびしょになってたし。彼氏に肩車された女の子は邪魔やとばかりにゴミの集中攻撃。ほんまに玉入れみたいな感じでゴミ投げが。しかも、動き場所もないくらいギュウギュウで、避けるにも避けれんし、後ろから飛んで来る缶とかに反応できんしね〜 とにかくヘルメットがいるわ。 ま〜でも、みんな偉いことにビンは投げへんかったわ。。。


 で、開始2時間前には相当広い広場やねんけど、ソカロは人がぎっしり。まだまだ周辺からは人が洪水のように押し寄せて来てて、見てても壮観やった。そのころ肝心のカフェタクーバも大統領みたいに何台もの白バイに先導されながら真っ黒のバンで会場入り。


 別に日本のライブみたいにブロック指定とかもないし、とにかく始まる前から圧死しそうやったし、汗だく。何回も将棋倒しになりそうになったりともう大変やった。でも、そんな状況を考慮したんかメキシコのライブでは珍しく、ライブはほぼ定時に開始された。俺の読みやったら9時過ぎかな〜って思っててんけどね。


 とにかくライブ開始からヒット曲のオンパレード。ほんまにベスト盤って感じやった。でも、残念ながら人が多すぎるし、押しくらまんじゅう状態で歌ってる姿もほぼ見えんかったし、大きなスクリーンも数カ所あってんけど、それも微かに見れた程度。何人かビッグゲストが来てたみたいやけど、見えんし、まったくわからんかった。


 とにかくソカロ全体がスカ・パンのイベントみたいに飛び跳ねるわ、踊るわ、暴れるわでソカロの石畳もものすごい地響きやった。ほんまにファイトクラブ状態。俺もまだ細かい歌詞の意味はよーわからんけど、みんなでどの曲も大合唱。しっとりした曲とかもよかったし。


 途中何回か救急車とか入って来てたけど、全く意味がないというか、逆にやんちゃな子らが救急車につかまって山車みたいになってた。ソカロにはメキシコのカトリック教会の総本山であり、ラテンアメリカ最大の教会があんねんけど、その晩だけは若者のエネルギーの放出会場になってた。


 あと、ちなみに、ソカロの周りには高級なホテルとかがあってそこの窓から涼し気に見る小金持ちもけっこういてんけど、もちろん会場中からものすごい罵声を浴びせられてた。それもかなりおもしろかった。


 結局、終わってみればアンコールも含め、30曲くらいはやったし、3時間の長いコンサートやった。俺の好きな曲も全部やってくれたし、ほんまによかった。ちなみに、主催者発表では会場に集まった観衆は17万人。どうやって数えたかわからんけど。。。でも、ほんまに見た目は何年か前のGLAYの20万人ライブ並やった。 


 終わった頃にはソカロどころか周りの路地の路地まで全て人で埋まってて、帰るにも帰れん状態。警察も特に誘導するわけでもなく、ただただ群集を眺めるばかり。もちろん地下鉄ソカロ駅はクローズ。しかたなしにだいたい17万人の人々はダラダラと他の地下鉄駅へ。でも、やっと駅に着いたころには12時過ぎてて地下鉄は終電。バスも満員。タクシーはぼったくりで。。。


 しょーないからってことでソカロから歩いて家まで帰った。でも、相当の人が俺よりもっと遠くに帰るみたいで、大通りには巡礼のごとく若者のの列が先へ先へと目指して続いていってた。とにかく、家に着くと疲れ果てたようにソファーに倒れ込んだわ。でも、ソカロから家まで歩いて帰れるってのが今の住んでるとこの強みやな〜って思った。



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posted by shin at 07:02| Comment(3) | TrackBack(1) | おんがく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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