え〜久々のメキシコシティーの裏名所的なネタやねんけど、実際はメキシコシティーではなく、メキシコシティーのお隣さん、メキシコ州にあるサファリ(?)に行って参りました。
個人的にメキシコシティーにあるチャプルテペック公園の動物園は世界に誇れる動物園と思っていて(たぶん実際にそうでしょう)、時々行くんやけど、今回は少々マイナーなとこをご紹介。
その名もReino Animal(どうぶつ王国)っていう、なんともありがちな名前を付けられてしまった、動物園というかサファリパークというか、このテーマパーク、色々売りがあるみたい。
まずは、入場するとすぐに乳牛の乳しぼりができるとこやら、ヤギとかリャマ(アルカパやったかな?)に干し草を上げたりと、動物ふれあいコーナーが満載。
全体的に動物たちはやる気がないというか、一貫してゆったり休憩モードやねんけど、一部のヤギなんかはここを逃せば食いっぱぐれるとばかりに、来客からの干し草やら雑草を必死にいただいてました。。。
途中、ドッグショーやら楽しそうにポニーに乗る子どもなんかを見たり、なんでか別料金の鳥類館をスルーして、このどうぶつ王国最大の売りに到着。サファリ。
ま〜サファリというか、要は大きなトラックに乗って動物たちを見に行くわけです。パンフレットの表紙にはライオンやトラ、キリンなんかの定番の動物たちが映っているので、どうもこのトラックに乗れば全て見れるみたい。
30人くらいを乗せたトラックに、やっぱりサファリではお馴染のガイドさんも登場。なんかおもしろいこと言って乗客を盛り上げるかと思いきや、さすがに近所のバイトの学生って感じで、淡々とこの施設の説明に終始。でも、子どもらはちょっとトラックが揺れただけでも、大盛り上がり。
そうこうするうちに、最初のセクション、草食動物コーナーに。結構頻繁に乗客を乗せたトラックが行き来してるにも関わらず、猛スピードでインパラとかシマウマが餌をもらいに接近してくるんよね。
子どもらはまだこれからも餌をあげ続けなあかんっていうペース配分をすっかり忘れて、無我夢中にバスに乗る前に買ってもらった餌をばら撒き続けます。近づいてきた動物たちも兎に角一生懸命に食べ続けます。
で、そっから次に向かったのがキリンコーナー。このキリンコーナー、入って真っ先にバスに向かってきたのはキリンではなく、バッファロー。半端じゃなくでかい体にちょっと引いてしまったけど、目がかなりつぶらな感じで愛嬌のある顔やね。そんなバッファローが十分胃袋を満たしてから、このコーナーでの真打のキリン登場。
かなりゆったりとした足取りやけど、確実に自分は人気があると知っているといった面持ちのこのキリン、なんと名前はあのメキシコ最大の歌手と同じ、ルイス・ミゲル。まさにどうぶつ王国の貴公子です。
キリンコーナーが終わると、しばらくまた同じような草食の動物たちが続くんやけど、ここで待ちに待ってた景色が。。。写真じゃわかりにくいねんけど、ちょっと遠くを見ると、テオティワカン遺跡の太陽のピラミッドと月のピラミッドが見えるやん。
そうなんよね、このどうぶつ王国はあの有名な世界遺産、テオティワカンのおひざ元にあるんよね。ピラミッドをバックに水牛の群れを見るのもなかなかお通なものです。
で、そうこうしてるうちに停車して、バスを乗り換えてくれというガイドさんからの指示が。乗り換えたんは鉄の網が覆う少々大げさなバス、今までは直に餌をあげたり、動物に触れたりできたけど、こっからは一番の目玉、ライオンとトラみたいで。。。
厳重に金網で仕切られたセクションにバスが入っていくとまずは百獣の王ライオンが登場。ネコでもここまで飼いならせへんやろうって感じで、バスが近付くとまずは台の上にお客をお出迎え。その後、みんなに見えるようにとちゃんと端から端まで歩くサービスぶり。最初のヤギとかに比べたら、かなりの優等生やよね。
それからお次はトラ。ライオンと同じく歓声が上がる上がる。やっぱしここまで近くで見れるんはサファリの醍醐味かな。みんな写真撮りまくりです。そんなこんなでサファリの終着点に着いてバスを降りて、どうぶつ王国的には一番の目玉のガラス張りの部屋に入った白いライオンを見たり。。。
ま〜なかなかこじんまりとしたサファリやったけど、一応要所は抑えてる感じで、よかったかな。さすがにチャプルテペック動物園には負けるやろうけど、たまには動物たちと一緒にゆったりと過ごすのもええかな〜