2007年10月25日

路上の名人芸

 毎度お世話になっております。またしても、またしても長期放置しておりました、メキシコバカ・一代であります。今回はというか、今回もなんですが、確信犯的に更新を怠けてしまい、読者の方々にご迷惑をおかけしております。特にメキシコを離れていたわけでもなく、相も変わらずメキシコシティーにいたんですが。。。申し訳ない。


 え〜昨日、今日とほんまに寒いメキシコシティー。朝方は3度まで下がったとかで、太陽の国・メキシコはどこに行ってんやって感じです。夏場でも朝晩は結構冷え込むことがあるけど、ここまでさぶいとちょっと厳しいね〜メキシコ人もこれでもかってマフラー、手袋、ニット帽なんかで重装備の冬の装いです。


 あまりにも寒いんで、ちょっと暑かった話。いや、熱かったって話。というのも、先日ついについについに、メキシコでやってみたかったことが叶ったんよね。ほんまに願えば通じるもんやよ。すっかり最近の自慢話になっております。


 ってのも、やってみたかったことが、あの、パストール職人。メキシコに来て、ひとたびパストール職人の鮮やかな包丁裁きを見たら、虜になること間違いなし。まさに路上の名人芸と言っても過言ちゃうよ。


 で、パストールってなんやねんって方に少々説明さしてもらいますと、タコスの一種でして。。。豚肉の薄切りを赤く染まった香辛料のタレに浸け、味が染み渡ったとこでパストールマシーンの棒に一枚一枚刺して重ねて、大きな肉の固まりにするもの(写真参照)。ケバブみたいなもんやよね。ちなみにタレの素となる粉は市場などで安く買えたりできるんよね。


 個人的ではありますが、赤というよりオレンジ色が鮮やかで、肉を削いで直接トルティージャに載せるパストールが好きやね。削いでから鉄板で焼き直すのは邪道。あと、やっぱし肉の固まりが大きいものは、美味しい確率が高いかな(大きいってことはそんだけ客が来てる証拠やし)。


 ま〜こんな風に前置きを挟みまして、本題に戻ると、とある打ち上げでパストールの出張屋台が来てたんよね。今までいろんなパーティーに行ったことあるけど、パストール職人が来るのは初めてちゃうかな?ほんまに彼らを見た瞬間、今までず〜っと想いを寄せていたあの人に告白する様に、ここは絶対の絶対に言わなあかんやろうと、汗だくのおじさんにお願いしてみたところ。。。快くオッケー。


 そして早速、包丁を貸してもらって、夢にまで見た大舞台(大げさやけど)で何回もイメージしてた様に肉の固まりを削いでみたんよね。できるだけ薄く、薄く。。。そんなことを頭に浮かべながら。


 ん〜やっぱし難しい。職人さんみたいにスッす、スッすってうまいこといかんのよね。。。ま〜素人やから最初からできんねんけどさ〜、というか、めちゃくちゃ熱い。ほんまに熱すぎる。何が熱いかって、マシーンから出るガスの炎も熱いんやけど、トルティージャ熱過ぎ。


 そうなんよね。パストールマシーンの横の鉄板でトルティージャを温めて、そのアツアツのトルティージャに肉をのせていくんやけど、編集部みたいにもたもたと肉を削いでると左手に持ったトルティージャでほんまに火傷するくらいやよ。まともに触れんし。


 あまりの熱さに、肉いっぱい入れたろっていう貧乏臭い企みも一瞬で吹き飛んで、通常の半分くらいしか肉を削ぎ入れれず、ギブアップ。。。最後には温めてへんトルティージャを手に取り肉を削ぐ始末。さすがにそのヘタレさには職人のおじさんからツッコを入れられたり。。。

 
 いや〜しっかし大満足やったね。念願のパストール職人デビューですよ。タコス屋の前にTaquero(タコス職人)募集って張り紙が出るくらいやし、やっぱし素人にはできへん技やよね。威勢のええ声で客引きながら、肉を削ぎ、上にあるパイナップルをひょいと切って、空中でトルティージャの上にキャッチ(残念ながらパイナップルはもう切って別の容器に入ってた)。ほんまにお見事の一言。


 お次はスワデロ職人(同じくタコスの一種)とでもいきたいところやね。ナタで小たまねぎを切り落とすところなんかかなりそそられます。。。でも、やっぱしその前にアツアツのトルティージャを持てる皮の分厚い手を作らなあかんかな〜〜


パストール.JPG
posted by shin at 16:25| Comment(2) | TrackBack(0) | たべもん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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